Caffe Cuoreのカフェラテは、表面に光沢があることが大きな特徴です。なめらかなフォームの口当たりと、エスプレッソとミルク、フォームとリキッドの一体感を楽しむことができます。
この光沢は空気量の少ないフォームドミルクを丁寧に注ぐことによって生まれます。

ラテアートはミルクジャグの注ぎ方(ジャグワーク)だけで模様を描きます。
Caffe Latte
Gallery
■しましまハート

カフェモカです。チョコとの相性をよくするため、フォームを多めにして比較的高い位置からプルプルと注ぎます。最後にグイっと突っ込んでにゅっとあげます。(理解度20%)

Barista:Sato
Cup Size:7oz
■リーフ

Caffe Cuoreの標準タイプです。クレマをミルクで崩さないようにし、ミルクとクレマのコントラストを出します。飲み口がマイルドになるように、カップ全体にリーフ模様を描きます。

Barista:Sato
Cup Size:7oz
■フェニックス

ややフォームを多めにして、右翼→左翼→胴→首の順で、一筆書きで描きます。胴体が難しく、オーバーフローやたるんだ胴体になる場合があります。(ブヨブヨ度50%)

Barista:Sato
Cup Size:7oz
■おちょこラテ

エスプレッソマキアートです。おちょこのような小さいカップなので、ミルクジャグも小さなものを用います。

Barista:Sato
Cup Size:2oz
■トリプルリーフ

フェニックスと同様に、ややフォームを多めにして、一筆書きで描きます。描き始めの白くモヤっとしたミルクの浮き上がりをなくすため、メリハリをつけるようにして注ぎます。

Barista:Sato
Cup Size:7oz
■ロゼッタ

液面とミルクジャグを極限まで近づけて、勢いよく大きな振幅で描きます。勢いをつけるためのジャグワークを「ケツをあげろ!」と表現します。(はしたない度80%)

Barista:Enomoto
Cup Size:7oz
■ダブルハート

下段を先に描くと、フィニッシュした際につぶれてしまうので、上段→下段の順で一筆書きでハートを描きます。

Barista:Sato
Cup Size:7oz
■ハート

注ぎ位置を偏心させ、回転する対流をおこしながらリーフ同様の振りをします。最後にさりげなくニュっと描くハートが謙虚です。

Barista:Enomoto
Cup Size:7oz
■グラスラテ

カップと比べてグラスはミルクの対流をおこしにくいので、注ぎ終わりに勢いをつけて描きます。

Barista:Sato
Cup Size:8oz
■ダブルロゼッタ

一枚目をどーんと描いてから、二枚目をやや小さめに描きます。夫婦茶碗のようですね。

Barista:Enomoto
Cup Size:7oz
■ロゼッタ

対流をカップ全面におこしながらクレマとミルクを混ぜ、外周をキャラメル色にします。これによって、口当たりをマイルドにします。

Barista:Yoshimura
Cup Size:7oz
■リーフ

下から順番にミルクを丸く落とし、最後に真ん中から切ります。

Barista:Sato
Cup Size:7oz
Point
■カフェラテのフォーム

カフェラテはフォームドミルクの状態によって、フォーミー(空気量が多め)⇔ウェット(空気量が少なめ)と表現することがあります。フォーミーな方がフワフワ感やミルクの甘みを楽しむことができ、ウェットの方がエスプレッソとミルクの一体感を楽しむことができます。

カフェクオーレでは、厚さ2mm程度のウェットなフォームを用いていました。フォームが緻密でなめらかなため、どこまでがフォームでどこまでが液体なのかわからないような感じです。フォーミーなカフェラテは飲み口付近のフォームが凹むものですが、ウェットなカフェラテは凹まず、表面がフラットになることが特徴です。
■ラテアートの模様

カフェクオーレの標準的なリーフ模様は、クレマを壊さないように静かに注ぎながら、全体的に三角形になるようにリーフを描きます。リーフの底部はカップの縁に接するようにし、飲み終わるまでリーフ模様は残るようにフォームのなめらかさを調整します。これによって、ミルクとエスプレッソをバランスよく楽しむことができます。


■ラテアートの楽しみ方

飲み方にもいろいろな楽しみ方がありますが、作る方にもいろいろな楽しみ方があります。馴染みのバリスタさんはもちろん、北海道や九州のような遠方や海外のバリスタさんまで、いろいろな方が来店されるので、バリスタ交流会やお客さんが少ない時を見計らってバリスタJAMをしたりしてました。「ショットは僕がやるから、スチーミングと注ぎは任せた!」というような感じですね。同じ材料でもバリスタが違えば味も変わりますし、他のバリスタがスチームしたミルクを使わせてもらうとそのバリスタのこだわりを実感できるので、とても勉強になります。客観的に自分の技術やこだわりを知ることにもなります。
いい加減さは個人店の醍醐味かもしれません。

コーヒー感がもっと欲しいというリクエストがあった場合には、カップ周辺部にクレマを残す(クレマリング)こともひとつの方法です。反対側から飲むという手もあります(笑)
ハートやフェニックスはビターに、リーフやロゼッタはミルキーになるというように、絵柄によっても味に傾向があるので、いろいろなアートを目と口で楽しんでみてはいかがでしょうか。 
■ラディッシュ

カブの葉っぱが増えただけでは!?と聞かれたら「正解☆」と答えます。
ちなみに、根っこが大きくなると大根と答えます。

Barista:Sato
Cup Size:7oz
■カブ

初のオリジナルデザイン!リーフとは異なり、対流を全くおこさないようにすることで、クレマとのコントラストをつくります。

Barista:Sato
Cup Size:7oz
■フェニックス(こども)

アップにするとよくわからないのですが、実はおちょこみたいなカップ( 3oz)なんです。5ozのジャグを使って描きます。

Barista:Sato
Cup Size:3oz
■ ラテアートの作り方はこちら!!
■ オープンギャラリーはこちら!!
Virtual Caffe of Caffe Latte & Cappuccio